2009年3月19日 (木)

山形県新酒鑑評会

お久しぶりです。

暖かい日が続いています。

火入れが済んでいないお蔵さんが慌てるくらいの陽気ですね。

さて、本日、3月19日に行われた山形県新酒鑑評会の感想を。

場所は山形吟醸のメッカ「山形県工業技術センター」で行われました。Photo

ここに小関大明神が鎮座されており、入場の際は、山形の蔵関係の人間は手をパンパンと叩き、拝礼をして入場します・・・、ってそんなことはしませんが、そのくらいありがたい場所なのです。

バスがちらっと写っています。

きき酒をした人が酒飲み運転をしないようシャトルバスが運行されていました。Photo_3

きき酒はゴックンとはしませんが結構ダメージがくるんです。

Photo_2 私が会場に行ったときには既に大勢の方がいらっしゃいました。

宮城県、栃木県、群馬県、福島県などの県外の蔵元さんの姿も見られ、まさに全国新酒鑑評会の前哨戦といった雰囲気です。

出品数は純米酒の部が24場、吟醸の部は山形県が44場、驚くべきは吟醸の部の県外の出品数が131場もあるということです。

これだけの数の酒をきき酒するとなると実際、大変です。

私は審査員ではありませんので、上立ち香を見て、良いと思うものだけを口にします。

ほとんどの酒がカプカプしてますので口にしない酒が多かったです・・・って、何しに行ったんでしょうね。

その中でも、キラリと光った酒がありました。

純米酒の部では「鯉川」さん。

吟醸の部(山形)は「上喜元」さん。

県外では新潟の「王紋」さん。

私のダントツは滋賀県の「松の司」でした。やっぱりいい酒を造りますね。

昔に比べ、明らかにおかしいと思う酒は少なくなりました。

ただ、大吟醸に感動しなくなった自分がその場にいるのが場違いのような気がしてなりませんでした。

鑑評会は、自分の酒を他社と比較して反省し、技術向上を目指す場であって市場性や個性を問う場ではない、と考えるのが健全な考えなのでしょう。

そういう意味では反省材料が見つかったのは収穫でした。

蔵の中にいると自分の酒の欠点ってわからないものなんですよ。

Photo_4 吟醸のきき酒はきき猪口ではなくアンバーグラスを用います。

2008年8月28日 (木)

村山地区酒造講習会

山形の酒の技術を支えているのは、絶えず勉強しているからに他なりません。

講習会の回数、内容ともに充実しています。

一昨日は、酒造会館で酒造講習会が行われました。Photo

神奈川県の熊澤酒造「天青」の五十嵐杜氏のお話を聞くことができました。

30代ということで、考え方が柔軟で大胆なところが参考になりました。

衛生管理と効率化は、どの蔵も見習うべきポイントです。

技術書に記述してある酒造りの細かい作業は、蔵によっては必要のないことがあるものです。

Photo_2 自分の頭で考え、感じたことを実行していくスピードが求められています。

若手が造る酒が急に良くなるのは、日本酒が売れていた時代の古臭い技術を躊躇なく捨てることができるからだと思います。

講義終了後、水戸部杜氏から五十嵐杜氏を紹介していただき、名刺交換をさせていただきました。

最近、「相模灘」さん、「天青」さんのようなしっかりした考えをもった若い杜氏がどんどん出てきているのは、日本酒業界にとって明るい兆しですね。

講習会では、各蔵で造った山形県の酒造好適米「出羽の里」を使用した酒をきき酒しましたが、新しく私の店で置きたいと思える酒がなかったのが残念でした。

火入れのタイミングだけじゃないような気がします。

2008年8月10日 (日)

もしかして 相模灘

昨日お話した隣に座った若い杜氏さん。

蔵元は久保田酒造さんです。そう、あの「久保田」の!と言いたいところですが、銘柄は「相撲灘」、いや、「相模灘(さがみなだ)」を醸している蔵元です。

はっきり言って聞いたことのない銘柄でした。

正直、酒質に関しては期待していなかったのです。

荻窪の「いちべえ」さんに行くと言ったら、「うちの酒もあるかもしれないですよ」と言っていたので、「いちべえ」に行き、早速飲んで見ました。

「相模灘」純米吟醸 長野県産美山錦50%  

4月出荷の生酒でしたので生で熟した香りがあったものの、透明感のあるいいお酒でした。

将来、売れていく酒にはこの光り輝く「透明感」があるものです。

隠れた銘酒がまだ存在しているという驚きがありました。

久保田さんとは、最終日の前日に新宿「思い出横丁」の大国屋(大黒屋?)さんという居酒屋さんで、熱い酒談議を交わしました。

話している中で感じたのは、久保田さんの酒に対する思い、信念というものを強く感じました。

自分の酒が向かう方向性、コンセプトがしっかりしている人で、そのバックボーンが芸術系大学出身で日本画を専攻していたというところから来ていることもわかりました。

久保田さんは、「第三世代」という言葉を用いて今後到来する日本酒の予測をしていました。

これは私が常々主張している「ポスト十四代」に通ずるものです。

「第一世代」は淡麗辛口の新潟酒、「第二世代」は十四代を代表とするカプ系の芳香を主体とした濃醇甘口。

「第三世代=ポスト十四代」がやって来つつある確かな感触が得られたのが、今回の講習会に出た最大の収穫でした。

「相撲灘」

もしかして 「相模灘(さがみなだ)」

覚えておいて下さい、この銘柄。

浸漬の水切り映像は衝撃的でしたよ、久保田さん。

Photo

2008年7月 7日 (月)

「正酒屋 六根浄」が新聞記事になった!

先週土曜日(7月5日)の河北新報に「正酒屋 六根浄」の記事が載りました。Photo_2

ブログをやめると言っておきながら、すぐ復活するとは、お前はプロレスラーか、とつっこみを入れられそうです。

今後の「正酒屋 六根浄」からの発信は「わがまま店主のブログ」をどうぞ!

このブログの閉鎖を惜しむ声が多かったので、とりあえず、更新停止ということで、そのままにしておきます。

Photo_2

2008年6月29日 (日)

突然ですが・・・

突然ですが、間もなく、このブログを閉鎖させていただきます。

「日本酒復権への第一歩」と題したこのブログ、今や「正酒屋 六根浄」の宣伝ブログと化しています。

googleで「日本酒復権」とキーワード検索すると、トップですよ。何だか気が重くなってきたのです。

ブログを始めて約1年、ネタ切れっぽい感が漂ってますよね・・・。このブログの役割は終わったようです。

惜しまれるうちが花です。

酒造りの歴史に埋もれていた人物や業績を紹介できたことは、自分なりにやってきてよかったと思ってます。

このブログを踏み台に、より深い解釈で日本酒を掘り下げる人物の到来を待ちましょう!

今までのご愛読ありがとうございました。

今後は、「正酒屋 六根浄」での販売に専念したいと思います。

2008年6月28日 (土)

品質保証

私が酒の小売店をしようと思った動機の一つは、日本酒における品質保証を確立したいと思ったことでした。

大体が、開けてびっくりの世界ですからね。買ったら最後、泣き寝入りするしかなかったんですよね。

誰が悪いって、小売店の管理が悪いなんてことがよく言われてますが、私の経験上、まずい酒は蔵から出た時点でまずいことが多いんです。

ただ、生酒に関しては、小売店の管理でまずくなることがあるのも確かです。

酒は酒税法がからんでいるので、まずい酒ができたからといっても捨てる蔵はありません。それでは、どこに行くのか。

考えればわかりますよね。消費者のもとへちゃんと届いているのです。

現在、「無ろ過」は品質保証の要件のように言われていますが、果たしてそうなのでしょうか?

酒の小売店が求められているのは、いたずらにアイテム数を増やすことではなく、品質保証を果たすことだと思います。良いものだけを置く、ダメな酒は置かない。

消費者の声を製造元へ伝えるという大事な役割を担っているのです。それにあたっては蔵元の理屈に対抗しうる知識をしっかり身につけることです。

「何が欠点で、どこまでが許容範囲なのか」そして「どうすれば克服できるのか」を考える毎日です。

Photo 梅雨に入っても天気がよく、稲がどんどん成長しております。水戸部酒造からいただいた「山田錦」。

2008年6月27日 (金)

清酒専門評価者

清酒に関する官能評価の専門家として、「清酒専門評価者」がいます。

酒類総合研究所が認定する資格として今年から始まりました。

私もボヤッとしておりまして、このような資格が出来たことを知りませんでした。

知った以上狙いに行くのが酒のプロってなものです。

ということで、講習会へ参加することになりました。

4日間のカリキュラム、みっちりと勉強してきたいと思います。

人数は10人。どんな人たちが来るのか楽しみです。

そういった事情ですので、今年は南部杜氏の講習会には参加しません。今後も参加することはないと思います。

2008年6月26日 (木)

大井屋

楯の川酒造から最高水準の酒がやってきました。

Photo_2 「大井屋」純米大吟醸 山田錦 精米歩合40%

さっそく開栓し、中身を確認させていただきました。当店では、届いた酒の状態を確認するため、ほぼ必ずこの作業を行なってます。

ところで、内容はというと・・・・、凄い!

穏やかな吟香に山田錦のボディ感があり、舌の上に細かい酸がひとつひとつアピールしてきます。まるで、点描画のようです。さすが、楯の川さん、最高です。

値段は、720mlで4,200円(税込)です。この味でこの値段。日本酒はだからやめられないんですよね。

限定5本のみ・・・。飲みに行くのを1回我慢して、自宅でこの酒を飲んでいた方が満足できるような気が。ただ、一度に飲み切るのはもったいないです。楯の川さんのお酒は、開けてからの変化を楽しめますので。

香りが欲しいという方には、「東一 純米吟醸 山田錦」がおススメです。

うまい燗酒を楽しみたい方は当店オリジナル「純米酒 プレミアム六根浄 山田錦」をどうぞ!

Photo_3

2008年6月25日 (水)

当店オリジナル「満願天目」について

只今、売り出し中の「プレミアム六根浄」とセットになって売っているのが当店オリジナル「満願天目」です。

この「満願天目」は、見た目は渋いのですが、使ってみるとぎすい酒もスムーズに飲むことができる優れものなのです。

開発経緯は、お酒の蔵書の中に、味がまるくなる物質について書いてある文献があり、釉薬に混ぜることにより、酒をまるくする効果を狙ったのが最初でした。

ここ「七右エ門窯」にお願いして試作してもらい、お酒が一番スムーズに感じるよう、物質の量の配合を変え、満足が得られる結果が得られましたので、販売に至りました。

なぜこのような結果を得られるのか、近くの大学の物理の先生にお伺いしたところ、そんな現象が起こることは考えられない、とのご意見をいただきました。

でも、実際に感じるのだからしょうがないですよね。

お酒のプロ(一応、私もプロですが)に見てもらったら、味が変わるとの意見をいただきました。やはり、証明はできないよ、とのことでしたが・・・。

何はともあれ、論より証拠です。実際に試した方が速いです。

「満願セット」と名付けた「純米酒 山田錦使用 プレミアム六根浄」720mlが、ぐい呑み付きで1,700円と大変お得なセットとなっております。

Photo お酒もぐい呑みも当店オリジナル!

この味覚はどこでも体感できないものです。

品切れにならないうちにお買い求めください。

2008年6月21日 (土)

有名人がやって来た!

昨日、店を閉めようとしていたら、山形県出身の女優であり演出家でもある、渡辺えり(渡辺えり子 改め)さん御一行がお見えになりました。

当店オリジナル、プレミアム六根浄を試飲され、「おいしい」と言っていただきました。夜に「十四代」を飲むことになっているそうで、楽しみにしている様子でした。

渡辺さんは、飾り気がない人で、テレビで見るのとまったく同じ印象でした。

わざわざご来店いただきありがとうございました。

Photo Photo_2 Photo_3

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